模型制作の初心者が使用しても熟練者と差が少なく、 ストレスも軽減減少
模型制作の初心者が使用しても熟練者と差が少なく、 ストレスも軽減
技工士が模型造りに費やす時間は、大変重要な作業では有るが出来れば少ない方が… 昔から作業時間短縮に色々な技工士が、オリジナルのアイデアで取り組んできました。
近年、そんな声が商品化され商品化された模型材がリリースされ大手ラボ、 個人ラボ問わず導入され市民権を得てきました。 弊社もダイトックをはじめ数社の模型材を利用して臨床ケースを日々製作しております。
模型材を技工物製作の道具として捉えてみると、時間短縮だけでは無くエコロジーにつながる事も少なからず感じています。
歯科技工士 長微樣
ダイトックを利用して・ 【残念な処】
- セパレート時に、 従来の石膏プレートでは無いので鋸を入れた際に少し力が必要。 そして鋸の刃の消耗が早いような気がします。
- ヘミセクションのケースでは使えない時が有る。
上記が弱点かなと感じるととろですが・・
従来法で作業模型を製作しても、 他社の製品を使用しても100%満足して模型が製作されているか?
それなりに製作者の技量でカバーして製作してきている筈ですよね!
特徴を理解して使用すれば、時間短縮に大きく貢献してくれる “道具”だと思います。
【優れている処】
- 模型製作の初心者が使用しても熟練者との差が少ない。
- プレートとベースの浮きが無い。
- 石と違い分離面の欠けが無い。
- 材料 (ベース)の反復利用が可能でコストダウンが可能。
- ペースを咬合器に取りつけたままで、 対合歯のみを付け替えることで石膏の使用量も減少。
リユースすることで 「エコに取り組んでます」 とお取り引き様にお話をしてコミュニケーションツールにも利用しています。
ダイトックが全ての点で従来法に勝っているとは思いませんが、 初心者が製作しても熟練者が製作しても差が無い模型で作業することにより、 少なからず模型に対するストレスも軽減されました。
トータルで、時短、コストダウンになっているので模型材を使っていますが、 技工物の精度に影響する因子は少ないと感じます。
“リユース可能”という言葉に惹かれて。
この商品を初めて見た時、すべてが樹脂、 印象模型を貼り付けるプレートまでが樹脂とは驚きで、
最初に感じた事は、プレートの変形、 熱(温風・ 熱湯等)には強いのか、 着脱の操作性、 セパレート時の操作性等、
まだまだ感じた事は数知れず、 その中でやはり一番は、ピンの強度とピンの着脱時の摩耗度で、
商品に対してダメ出し的な要素が強すぎたのは私だけでしょうか。
しかしこの商品のキャッチフレーズ的な要素でもある”リユース可能”というのに心を奪われ、一度使ってみようと思い立ちまし た。
YD工房 山中成廣 様
この商品を使うようになって、 最初に感じたダメ出し的な要素はほぼクリアでき、 注意する事をあげると、 熱湯洗浄(スチーマーはOKです)、 プレートと印象模型との接着のプライマー (硬化促進剤)をさければ、
何の不具合も生じないと思います。
私が心奪われた”リュース可能”の点においては、 この商品が世に出てきてまだ1年にもならず、私も使うようになってまだ半年と日が浅く、 使用する環境、 使い方によっては変化するのかもしれませんが、
マウント・パッキンは今のところ交換なし。
ベースはマウントとの接触点 (ベース側)の摩耗・プレートとの摩耗とかでダメ (緩む)になりますが、10回~15回程度は使用可能です。 プレートに関しては、セパレート時のピンの残り方によって異なりますが、5回~10回程度は使用可能です。
これはあくまで私個人のものですが、この事に関して、リュース可能を実現するには、
一度歯科医院に納めた作業模型を返却してもらわなければならないという事にはなります。
ききほど述べた事でもわかるかと思いますが、これだけのリユース可能が実現出来れば、今世界中が注目している “エコ”にも繋がる事になり、
歯科医院、 技工所の排出する作業模型 (産業廃棄物)の量はあきらかに軽減されると思います。
この事に限らず、いままで作業模型といえばダブルピンが当たり前の中、 この商品を手にされた時、
おおげさかもしれませんが、 個々で一度、 頭の中をリセットされ、 何かを感じた時、 作業模型への概念がかわる商品と言えると思います。
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